島崎 二郎

1949(昭和24)年、岡山県生まれ。

1972(昭和47)年に倉敷市役所に就職。

福祉事務所及び市民課の課長主幹を歴任する。その間に「年金事業への発展に対する功績」が認められ、2004年に社会保険庁長官賞を受ける

掲載記事

書籍

  • ALS―天国への寄り道―
    島崎 二郎
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    毎日のささやかなやりとりが愛しく、恋しい。
    妻の死を期してもなお紡ぎ続けられる夫婦の絆のものがたり。

    「出すのを忘れただけなの」ときまり悪そうに言う君と、一日遅れの誕生日ケーキを一緒にほおばったこと。
    近くのデパートに呼び出されて、少し高いポロシャツを買ってもらったこと。
    釣りに行く日には、朝三時に朝食と昼食用の弁当を作ってくれたこと。
    たくさんの思い出を、今もはっきりと覚えている——。
    不治の病、ALS。徐々に筋力が衰え、体が思う様に動かなくなり、最後には呼吸が止まる。
    ある日突然、医師からの宣告で妻の余命は1年未満になった。
    唐突に突き付けられた現実と向き合い、抗い続ける中で見えてきた本当に大切なものとは……。

    互いに支えあい、どんなに辛くとも前に進む夫婦の姿が描かれる。